« Panishment Police Box |
メイン
| Victory Yes ! »
2005年04月27日
coffee & cigarette

今回のブログはネタバレがあります。
これから映画を見る予定のある方はこの先は読まない方が良いです。
あしからず。
ジム・ジャームッシュの久々の新作「coffee & cigarette」(と言っても、18年に渡り少しずつ撮りためていた短編映像をつなぎ合わせたものらしい)をシネセゾン渋谷にて鑑賞。
あいかわらずのオフビートなノリは、ミスター80's健在なりという雰囲気。なかでもトム・ウェイツの演じる口からでまかせばかりの嘘つき、酔っぱらいキャラが最高。「音楽と医学を融合させた仕事をしている。」とか、「朝、ここに来る前に車4台の玉突き事故があって、路上で緊急手術をした。」とか、そのインチキ話をいたって真面目に聞くのは真性パンクスロッカーのイギー・ポップ。「それは本当か?」と尋ねると、トム・ウェイツがすかさず「Yeah.. Medical Morning.(ああ、医学の朝だ)」と言っていたのがおかしかった。イギー・ポップがすごい良い人に見えた。
終始コーヒーとタバコのある状況で、現代人の対話不能や悲哀を静かにあぶりだすという手法は、ジャームッシュならではのウィットとペーソスに溢れていた。人間観察の視点が秀逸で、短編の連続のせいもあってか全く退屈することがない。いつもながらサントラが良いのも気に入った。
それにしてもサントラでファンカデリックとマーラーが並列に流れる映画も珍しい。
食べ合わせ的には梅干しと鰻かもだけど、結構ツボでした。
投稿者 picasonic : 2005年04月27日 23:50