2009年05月15日
達磨/dharma

村松恒平氏著、「達磨」/dharma(発行メタブレーン)の装丁(装本・挿画)をしました。
以下著者本人によるコメントです。
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この物語を書いたのが約3年前。
本にしようと行動し始めたのがたぶん1年くらい前。
今となっては、何で達磨の物語を書こうなんて思ったのか、よく思い出せないのです。
いつもは、泥濘の中をスパイクのついた長靴で歩くような文章をかなり意図的に書いています。
でも、この物語は、岩山に湧き出る清水を呑むような、呑んだ後、喉元ですぅっとはかなく消えてしまうような、そういう話です。
そういう透明感が、日常の僕からはひどく遠いので、神がかりならぬ、達磨ガカリであったのか、という気すらします。
お話は、一つの面積のない点のようなもの。
ゆるぎのない単一の結晶のようなもので、イクシィさんにそれにたいへん透明感のある英訳をつけていただいて、それに高橋キンタローさんがすばらしい装丁・装画をつけてくださいました。
結果として、一つの波動で結晶したような本になりました。
どうせ達磨ガカリなので、他人事のようにホメてしまいます。
高橋キンタローさんは、僕とほぼ同年代のイラストレーターですが、生きているほとんどの時間とエネルギーを美しいものを追いかけて暮らしています。
イラストレーターというよりアーティスト、という言い方は本人が喜ばないのでしませんが、俗にいうとそういうことなのです。
美については、しつこく、こだわる。粘る。
なんでもアリの僕とは正反対の性格で、ある意味全然気が合いません。
キンタローさんの中に数十年間磨きに磨いた美意識があって、それが冷凍庫の中でキンキンに冷やした美酒のように、「誰が呑むのだ、キーン」と音を立てていたのです。
それがたまたま僕の書いたお話の本に結晶したというのは、まことに天の配剤のようなことでありました。
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ええっとホメすぎですが、宣伝だからいっか。愛を込めて装本しましたから。
どこにでも置いてあるタイプの本ではありませんが、関心のある方は書店に問い合わせてみて下さい。手にとって見ていただければ幸いです。
AMAZONでも入手できます→達磨/dharma-村松恒平

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投稿者 picasonic_tokyo : 2009年05月15日 07:09
コメント
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投稿者 kintaro : 2009年05月15日 08:49
すごく綺麗。 入手します
投稿者 Blue sand : 2009年05月15日 11:29
手に取って めくって そのうつくしい本に触れてみたいです
予約しまーす
投稿者 詩津 : 2009年05月15日 13:39
ありがとうございます!
こだわりの本ですが、昨今の出版状況ではこういう本を出すのはとてもむずかしいんです。こういう本を大切に扱うAブックセンターが再びの窮地に陥っていたりと流通にも苦労しますが、時間をかけて人の目に触れていくことを期待しています。
投稿者 kintaro : 2009年05月16日 17:23
めっちゃステキですねぇ・・。
ほんまに素敵。。
投稿者 ushio : 2009年05月16日 18:20
ジュンク堂のような本屋にはありそうですが見つけるのが難しいかもしれませんね。手に取って見ていただきたけるといいのですが。
投稿者 kintaro : 2009年05月18日 17:45